朝立ちと禁煙の関係
朝立ちしたければ禁煙というのは一つの対策として考えられるかと思います。タバコを吸うと血行が悪くなります。要は血液の流れが良くなくなるということですね。
タバコを吸うと体内では何が起こっているか
タバコに入っているもので一番に思いつくものと言えば、ニコチンではないでしょうか。このニコチンですが、血管を収縮させる作用があります。タバコ1本につき1mg~3mg程度ではありますが、血管を収縮させます。この結果血液の流れを悪くしてしまいます。これがタバコを吸うと血液の流れが悪くなり、動脈硬化が促進され、心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患にかかりやすくなる、と言われるゆえんです。
このようにタバコを吸うと血管を締め付けることになります。これがタバコのおいしさだったりもするのだと思います。血管が締め付けられるとどうなるか。体内の血の巡りが悪くなり、体の隅々まで血が巡らなくなるのです。
血管が締め付けられるとどうして朝立ちしなくなるのか
ポイントは血管の太さにあります。朝立ちをする医学的な仕組み、機序というのは、副交感神経が優位となり体全体がリラックスした結果、ペニスに血が流れ込むことによって起こるのでした。ということは、血管に血が流れていくことが大事なわけです。しかしタバコによって締め付けられた血管には血液が流れ込みにくくなります。しかもこの流れ込みにくさというのは血管の太さによっても違うのです。
血管は場所によって太さの違いがあります。一番太いのが脳近辺の動脈。次が心臓近辺の動脈。そして一番細いのがペニス(陰茎)の動脈と言われています。
タバコを吸うことで血管が締め付けられるその影響を一番にうけるのがペニス(陰茎)の動脈だ、ということです。このため喫煙をしていると朝立ちしづらくなるというのです。
禁煙による朝立ち効果
禁煙をしたら性欲が復活した。朝立ちするようになった。感度が上がった。こういった感想やコメントはネット上でも多く見られます。しかしあまり変わらなかった、という人もいます。
これはバランスの問題です。禁煙する前から朝立ちしていた人の場合、喫煙していても、例えば運動をするなどして体内の血液の流れは良い状態を保っていれば、ペニス(陰茎)の動脈への血液供給はうまくいくこともあります。その場合は禁煙してもあまり大きな効果は感じられないかもしれません。
しかし、喫煙していたことによって血管が締め付けられ、その結果ペニス(陰茎)への血液の流れが阻害されていた場合は、禁煙すると朝立ちが復活するといった効果を実感することができるようになるでしょう。
禁煙をしても朝立ちが復活しないという場合は喫煙、タバコ以外にも血液の流入を阻んでいる原因があるのかもしれません。バランスの問題でもありますので様々な角度から検討をしていくことが必要になってきます。
ちなみに一番血管が細いペニス(陰茎)に影響が出ているというのは、今後何かしら健康に問題が出てくる予兆とも言えます。動脈硬化、心筋梗塞や狭心症といったことが心配されますので、そちらについても十分お気をつけいただくのがいいかと思います。